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トライズ(TORAIZ)のスケジュール~1000時間学習達成の方法とは?

トライズ

トライズ(TORAIZ)では、1年間で1000時間の学習時間が課されます。

「楽ではないから身につく『本物の英語力』」というトライズ(TORAIZ)のキャッチフレーズは、このことが理由になっています。

ですが、ここで問題になるのが、この1000時間もの時間をどのようにして確保し、さらにスケジュールを組んでいくかということです。

また、このスケジュールを確実に実行することも、とても重要な課題となります。

そこでこちらでは、

  • 1000時間(=週20時間)もの時間を確保する方法
  • 実際の学習スケジュールの組み立て方
  • スケジュールを確実に実行するためのしくみ

についてお話していきたいと思います。

なぜトライズ(TORAIZ)では1000時間かつ1年間の学習を必須とするのか?

トライズ 1000時間

学習スケジュールについて考える前に、そもそもの話として、英語を身につけるためには、なぜ1000時間かつ1年間の学習を必要としているのかについて押さえておきたいと思います。

このことが分からなければ、後ほどお話する学習スケジュールが、どうしてそのように組まれるのかが理解できないと考えられるからです。

なぜ、

  • 1000時間という学習時間
  • 1年間という学習期間

が必要なのか、それぞれについて、その根拠を見ていくことにしましょう。

なぜ1000時間の学習時間が必要なのか?

まず、1000時間の学習時間が必要な理由からお話していきましょう。

英語と日本語は、言語の構造から見ると、それぞれがとても遠い位置にある言語同士です。

そのため、一方のネイティブがもう一方の言語を習得するには、非常な困難が伴うとされています。

アメリカの政府機関が行った調査では、以下のようなデータがあります。

トライズ 英語学習時間

このグラフは、アメリカ人が英語以外の言語を習得するために必要な時間を表しています。

これを見ると、アメリカ人、つまり英語のネイティブが、例えばフランス語を習得するには600時間の学習時間しか要しないのに対して、日本語を習得するためには2200時間もの学習時間が必要ということが分かります。

実際のところ、英語のネイティブにとって、日本語は習得することが最も困難な言語の1つとしてランク付けされています。

この調査は英語のネイティブを主語としていますが、裏を返せば日本語のネイティブが英語を習得する際にも、同じくらいの時間が必要と考えることができるでしょう。

一方で、現在社会人となっている年代の日本人は、中学生のころから学校で英語を学習しています。

この日本の学校教育における英語の学習時間は、合計で約1200時間ほどと推計されます。

したがって、現在の社会人世代の日本人が英語を習得するまでに必要な時間は、あと1000時間程度ということになります。

このような科学的な理論に基づいて、トライズ(TORAIZ)では1000時間の学習時間が必要であるとしているわけです。

また、1000時間の学習時間が必要ということは、トライズ(TORAIZ)の実績からも実証されています。

トライズ(TORAIZ)では、受講生の英語力を測定するために「Versant」という英会話テストを用いています。

ちなみに、Versantの点数と英語力の目安では、45点程度で「海外出張で質疑応答ができる英語レベル」とされています。

ですから、おおよそ「英語を習得したレベル」と捉えることができるでしょう。

トライズ(TORAIZ)では、このVersantをすべての受講生が毎月受験しています。

この成績を分析した結果、学習時間が900~1000時間になると、Versantの点数が平均して45点に到達していることが分かりました。

versant

これらのことから、理論的にも実践的にも、英語を習得するには1000時間の学習時間が必要であることが証明されていることになります。

なぜ1年間の学習期間が必要なのか?

もう1つ、なぜトライズ(TORAIZ)では、学習期間を1年間としているのかについてです。

理屈では、1000時間の学習時間が確保できればよいわけですから、1年間という期間にはこだわらなくても良いはずですね。

しかし、実は、この1年間という期間には理由があります。

理由の1つは、物理的な時間の問題です。

1000時間の学習時間を、仮に6カ月もしくは3カ月で達成することを目指すとしましょう。

すると、

  • 6カ月の場合:1日あたり約5時間半
  • 3カ月の場合:1日あたり約11時間

の学習時間が必要となります。

就業していない学生などであれば可能かもしれませんが、日々仕事で忙しく過ごしている社会人には現実的な時間ではありません。

かと言って、英語学習を2年も3年も続けることは、モチベーションの維持が難しくなってくるでしょう。

したがって、モチベーションの高さが継続できるくらいの期間で、かつ実現可能な1日あたりの学習時間を考えると、「1日あたり3時間 ⇒ 1年で1000時間」というのが現実的な数字であると考えられます。

もう1つの理由が、学習期間と英語力の向上度の関係です。

1年よりも短い学習期間でも、日々の学習時間を多くして1000時間を達成すれば、それなりの成果は現れると思われます。

しかし、実際のところ、英語を自由に操れるようになるのは難しいようです。

これは経験則での話になってしまいますが、トライズ(TORAIZ)においては、

  • 6カ月でリスニング
  • 1年でスピーキング

ができるようになる受講生の割合が最も高くなっていることが分かっています。

また、こちらも経験則になりますが、

  • 3カ月で話せるようになるのは難しい
  • 聞くことができるようになるまで、最短でも6カ月かかる
  • 話せるようになるまでに、最短でも1年間かかる

と多くの海外留学経験者が語っているとのことです。

学習はしていなくても常に英語に接する環境に置かれている留学生ですら、このくらいの期間が必要になるということです。

なので、日本で英語学習している場合には、なおさらのことと言えるでしょう。

ですから、実際に使える本物の英語力を身につけるためには、やはり1年程度の期間をかけるのが適当であると考えられます。

トライズ(TORAIZ)では1000時間の学習スケジュールをどのようにして組んでいくのか?

トライズ スケジューリング

トライズ(TORAIZ)での学習内容とそれぞれの時間配分は?

1年間で1000時間の学習をするには、1週間あたりにするとおよそ20時間の学習が必要ということになります。

そして、トライズ(TORAIZ)において、この週20時間の学習内容と時間配分の内訳は、

  • スピーキング(週5回・合計約4時間)
  • シャドーイング(週5回・合計約12時間)
  • レッスンの予習(週6回・合計約2時間)
  • オンライン・プライベートレッスン(週2回・約1時間)
  • グループレッスン(週1回・約1時間)

のようになっています。

なお、学習内容についての詳細は、こちらの記事をご覧ください。

学習時間を確保しながらスケジュールを組んでいく手順とは?

では、上記の週20時間の学習時間をどのようにして確保し、スケジュール化していくのでしょうか。

1つのスケジュール例が、以下の表です。

トライズ スケジュール

トライズ(TORAIZ)を受講している方のほとんどは、日々を忙しく過ごしている社会人です。

なので、まとまった長い時間を確保するのは、非常に困難です。

したがって、基本的には、いわゆる「スキマ時間」を有効に活用して、学習時間を確保していくことになります。

実際のところ、

  • 出勤の準備時間
  • 通勤時間
  • 仕事の休憩時間
  • 入浴時間
  • ……

など、細かく探してみると、さまざまなスキマ時間があることがお分かりになると思います。

ちなみに、自宅で学習する内容を1日あたりに単純に平均すると、

  • スピーキング:およそ1時間
  • シャドーイング:およそ2時間半
  • レッスンの予習:およそ20分

となり、これらの学習はさらに細かく分けることができます。

すると、先ほどのスケージュール例のように、

  • シャドーイングの時間を分割して、行きと帰りの通勤時間を当てる
  • スピーキングの時間を分割して、出勤の準備時間と帰宅後の入浴時間を当てる

などすれば、スキマ時間でも十分に学習を行うことができるでしょう。

これまでは使っていなかった時間を学習時間に当てることになるわけですから、もちろんそれなりにハードなスケジュールとなることは間違いありません。

ですが、このことによって現状の生活スタイルを大きく変えずとも、英語学習を進めることが可能になります。

なお、この学習スケジュールは、受講開始前のコンサルタントとのミーティングを通して組み立てていきます。

その際には、コンサルタントが、現在の仕事の状況や生活のスタイルも十分に確認しながら進めていきます。

ですから、無理がなく継続可能である現実的なスケジュールを策定することができるようになっています。

学習スケジュールを確実に進めるためのトライズ(TORAIZ)のしくみとは?

トライズ

受講前の学習計画の策定

実現可能なスケジュールを組み立てるためには、その前提となる学習計画の策定を欠かすことはできません。

トライズ(TORAIZ)では、受講開始前にコンサルタントとともに、しっかりとした学習計画を立てます。

各種のテストで英語力をチェックし、最終的に目標とするゴールを設定していきます。

そのうえで、コンサルタントから、教材や学習内容などの学習プランの提案がなされます。

そして、これらが固まってからはじめて、レッスンの日程などを含めた日々の学習スケジュールを決めていくことになります。

このことによって、現実的かつ効果的な学習スケジュールを組むことができるわけです。

都度行われる学習スケジュールのチェック

せっかく綿密なスケジュールを組んだとしても、それを実行することができなければ何の意味もありません。

そこでトライズ(TORAIZ)では、学習スケジュールのチェックが都度行われています。

1つは、日々のチェックです。

トライズ(TORAIZ)での受講が始まると、毎日、専用のシステムを通じてその日に学習した内容を報告することが求められます。

そして、この報告に対してコンサルタントがチェックを行い、フィードバックメールが返信されるようになっています。

もう1つが、2週間ごとに行われる「プログレスチェック」です。

ここでは、英語力の確認をすると同時に、コンサルタントとのマンツーマンの面談が設けられており、学習スケジュールのチェックも行われます。

もし学習スケジュールをうまく進められていない場合には、学習方法に対するアドバイスを受けたり、スケジュール自体を見直すこともあります。

このように、都度都度学習スケジュールのチェックを行い、ときには軌道修正しながら、スケジュールを着実に進められるようにしています。

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トライズ(TORAIZ)では、

  • 生活スタイルを崩すことなく実践可能な学習スケジュールを組み立ている
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ということがお分かりになったのではないでしょうか。

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